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ビバ!BANBA:ばんえい十勝
実況アナウンサー・井馬博さん 2007/09/07
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出馬表を手にレースを実況する井馬さん

 「第2障害、勝負どころのばんえいポイントへやってまいりました」−。帯広競馬場に通い慣れた人なら、実況アナウンサー井馬博さん(58)お得意のこのフレーズを、一度ならず耳にしたことがあるはずだ。

  開催日の正午。実況放送室の机には双眼鏡と過去のレース展開を詳しく書き込んだノートが置かれていた。井馬さんは騎手と馬が一目で分かるよう、12レース分の出馬表を色分けしながら、「聞いただけで展開が浮かぶような実況を心がけている」と力を込めた。

  網走管内生田原町(現・遠軽町)出身。小学生のころは、五輪や野球の実況放送に胸を踊らせた。「選手よりアナウンサーにあこがれた。少し変わった子でしたね」。東京の大学を卒業後、テレビ局を志望したが、それがかなわず、北見などで7年間会社勤めをした。

  転機は同僚の結婚式だった。余興で披露した競馬の実況が、同席していたばんえいファンの目に留まり、今の仕事を紹介された。

  アナ人生は28年に及ぶ。「ミスターばんえい・金山明彦騎手のラストレースとパワスキーの鋭い差し脚は忘れられない」と、もっとも印象に残ったレースを回想した。

  第2障害をどう越えるかが勝敗を分けるばんえい競馬。1レース約3分という短い時間の中で、「第2障害に至るまでの騎手の駆け引きが『間』を生む。それをうまく伝えるのが私の腕の見せ所です」

  毎週末、自宅のある北見市から車で競馬場に通う。2年前、入院して3日間だけ実況を休んだが、「生涯現役で、ばんえいならではのロマンを伝えたい」。ベテラン・アナは胸に秘めた意欲を静かに語った。

メーンレース紹介前走V エビスオウジャ軸

◇8日(土)
▽第11R長月特別(3歳以上700万下) 天気予報では週末にかけて雨模様となりそうな帯広競馬場。軽馬場なら積極的な先行策で連勝中のギャンブラークインが有力だ。これを追うのが地力に勝るグレートサンデー。前走で詰めが甘くなったがハマナカキングの逆転も。

◇9日(日)
▽第11R金杯(3歳以上オープン) 前走のばんえいグランプリで10歳にして重賞初制覇を果たしたエビスオウジャを軸に推したい。格なら約1カ月ぶりの出走となるミサイルテンリュウが最上位。キレのある差し脚が魅力のフクイズミが続く。障害巧者のスーパークリントン、復調気配のタケタカラニシキ、スピードに勝るカネサブラックも差はない。

◇10日(月)
▽第11R新涼特別(3歳以上500万下) 前走の銀河賞で好走した紅一点のニシキユウに期待。障害の安定感が抜群のライジングサンもここは負けられない。混戦に強いフクノカミカゼ、成長著しいカネサテンリュウの一発も。

うまナビ
写真

騎手服<上>

 馬体重1トンを超えるばん馬を手綱ひとつで操る騎手。彼らのシンボルともいえるのが騎手服で、カラフルで遠くからでも目立ちます=写真=。

  ばんえい競馬は、農家の人たちが中心となって楽しんでいた祭典ばんばがルーツです。当初、白シャツにねじりはちまきなど、牧歌的な服装で行われていましたが、現在のような騎手服が採用されたのは1969年のことです。

  中央競馬が馬主ごとに服色が決められているのに対し、ばんえい競馬では騎手個人の服色なので、慣れれば簡単に騎手の判別ができます。服色だけで騎手名がわかるようになったら初心者卒業といえるでしょう。

  一方、70年には帽子の色が中央競馬と同じように枠別で統一されました。1枠から白、黒、赤、青、黄、緑、オレンジ、桃となっています。

うまナビ
スナックばんえい

フクイズミマグカップ

 帯広競馬場内でばん馬グッズを販売する「リッキーハウス」(NPO法人とかち馬文化を支える会直営)に、人気のオープン馬「フクイズミ」の写真入りマグカップが登場した=写真=。

  エッセイストで同会理事でもある旋丸巴さんの要望で商品化が実現。カップには旋丸さんのペンによるミニ説明書も付く。同店の清原三枝子さんは「今後、他の馬も販売予定です」とPRする。

  値段は1500円で、数量限定。問い合わせは帯広競馬場ヒ0155・34・0825(レース開催期間)へ。

騎手memo 夏井功騎手

「第28回チャンピオンカップを制したフクイズミには思い入れがある。障害が本当にうまくなりました」

◇金田厩舎(きゅうしゃ)所属。47歳。血液型A型。芦別市出身。休日は温泉で疲労回復に努める。

夏井功騎手
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