北海道新聞帯広支社
Hokkaido shimbun press Obihiro branch

十勝ぐるめぐり
食彩はるにれ くさま処(どころ)(豊頃町) 2018/06/28

 太っ腹なホッキカレー

ホッキがごろごろのるホッキカレー

 とよころ物産直売所内にある食堂で、今年12年目を迎える。ホッキカレー(800円)にはゴロゴロと、大ぶりのホッキがルーから顔を出す。「大きさにもよるけど四つは入っているかな」と同店の草間栄子さん(66)。タマネギなどの野菜が煮込まれた味わい深いルーと、ホッキからにじみ出る甘さが絡み合う。
 驚くのがホッキの柔らかさ。注文を受けてから、フライパンでヒモを炒め、身を並べてルーを投入。手間がおいしさを引き出す。「年配客には『切るかい』と聞いて、食べやすいように身を切ってあげる」という。

丁寧に調理する草間さん

 草間さんの自宅は大津漁港でサケの加工販売をする「草間水産」。「大津でホッキも取れるの。太平洋の荒波の中、漁業者が取ってきたから」と買い付けて、一つ一つ砂を落とし、内臓やぬめりを取って丁寧に処理する。
 カレーの横には、直売所で販売する漬物や加工品が付く。この日はポテトが載った。「なんでも太っ腹なの」。草間さんの豊頃への愛が皿からあふれる。
 初夏までの期間限定で、ホッキフライのカレーも用意している。ホタテカレーやショウガ焼きも人気で、テークアウトも可能。

(小久保友香)


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