北海道新聞帯広支社
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「なぜ私は書くのか」 梶澤 美佐江(47)=芽室町*芽室会場  2018/01/31

 私がエッセー教室に通い始めたのは、ずばり書くことが好きだからだ。
 ペンを持ち、書くことに思いを巡らせ自分と向き合うことで、私は何か軌道修正されるような感覚になる。
 しかし、現実はそう甘くない。
 やっとの思いで今月書き終えホッとするのもつかの間、すぐさま締め切りが迫ってくる。
 最初の時こそ「書きたいことは山ほどある」と仲間に豪語していた私も、最近はめっきり頭を悩ますことが多くなった。
 だからこそ書き上げた時の達成感は大きい。
 しかし、ここで自己満足に浸ってはいけないのである。
 ある講師の先生曰(いわ)く、「エッセーは推敲(すいこう)が9割である」と。私は書き上げた時点で自分に酔っている時がよくあるので、この点は十二分に配慮すべき点と考える。
 いまでも忘れられない出来事がある。
 初めて新聞に投稿して、自分の名前が活字で載った時の喜びである。結婚してすぐだったので21歳の時だ。
 「見たよ〜!」という友人、知人の声に嬉(うれ)しくて小躍りして喜んだものだ。
 やはり人間は、いくつになっても認められたい生き物なのだと思う。
 人様に読んで頂き、その反応が書くことへの原動力になっているのは間違いない。
 いつか、自分の書いたものの集大成「自分史」なるものを出すのが当面の夢である。


 

 

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