北海道新聞帯広支社
Hokkaido shimbun press Obihiro branch

「町内会の盆踊り」 江口 厚子(70)=帯広市*帯広会場 2017/10/11

 ―― そよろそよ風、牧場に街に
 あっ、聞こえてきた。
 6時、子供盆踊りが始まった。
 今晩は最高のお天気だ。
 雨や霧雨のような1週間の中で、この日曜日だけが暖かな晴れ。気温31度。
 雨天順延だけにはならないように願っていた。楽しめる。
 当日まで町内会の役員、班長さんは盆踊りの計画や準備で何度も集まってくれていた。
 今日も4時から会場設営等をしている。
 盆踊り会場には、無料のジュース、販売する生ビール、焼き鳥、フランクフルトの屋台が出る。
 1回10円の子どもくじは子供会の担当で里帰り中の孫たちも混じってにぎやかだ。
 年々盆踊りにお祭りの雰囲気が加わってきている。屋台には昨年購入した祭り提灯(ちょうちん)が赤々と掲げられ、役員さんの笑顔もはじけている。
 子供盆踊りの30分後、大人の部が始まった。
 今年は町内会名入りの祭半纏(はんてん)を揃(そろ)えて、希望者に着てもらっている。
 簡易ながら、20〜30人分の見学席もある。そこに腰掛け、踊りを眺めながら話す親子。生ビールと焼き鳥を味わう人々。各々(おのおの)、夏の夜をゆったりと過ごしている。
 踊りの輪も昨年より増えている。50人程はいるのだろうか。その中を太鼓と唄が心地よく響き渡る。
 3年前に参加を頼まれた私。だんだん楽しくなってきた。新調した浴衣で流れに身を委ねた。


 

 

北海道新聞社ページへ
戻る