北海道新聞帯広支社
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「心配な自転車」 垣内 さおり(47)=鹿追町*鹿追会場 2017/03/22

 光の春といわれる2月も終わり、ぐんぐん雪も解けている。天気が良いと日中はかなり暖かくなった。
 そんな中、最近目立ってきたのが自転車だ。ザクザク解けた残雪が足元を悪くしている。年配の方なら、痛む足を引きずって悪路を歩くより自転車がラク、という気持ちも分かる。
 でも、危険だ。車を運転するドライバー側からすると。真っすぐ進めない自転車を見ると、いつ転倒するかとハラハラする。解けたといっても、まだ北側の路面は黒光りする氷が広がっている。転んだら大けがしそうだ。
 こんな路面は、自動車でも轍(わだち)にハンドルを取られて、自分が行きたい方向へ進めない時もある。「よけてくれ」といわんばかりのわが道を行く自転車に、「お願いだから、やめて」と思ってしまう。
 でも、もし私が車をやめたお年寄りになったら、どうするだろうか。長靴で歩くか、知り合いに車で送ってもらうか。それとも自転車に乗っているだろうか。
 きっとその頃は、人工知能が発達して、運転技術の心配もいらない自動運転の車が主流かもしれない。そんなに便利なら、私はどこでも出掛けるおばあちゃんになっていることだろう。もちろん身体が丈夫で、健康なのが前提だけど。
 そろそろ夜明けも早くなってきたので、朝のウオーキングを再開しようか。
 自転車に乗る人たちより、まずは運動不足で足が衰えていく自分の心配をした方がよさそうだ。


 

 

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