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「工場なら施設のスイッチを切って逃げればいいけど、動物を扱う畜産は、そうはいかないよ」。旭川市の畜産会社社長、大阪武さん(72)は被災した業者を思い胸を痛める。 以前世話になった福島県などの業者は、津波で飼育施設が壊滅したり、原発事故で動物を残したままの避難を余儀なくされたり。「水もえさもやれず、見殺しにしなければならないなんて…」 豚や肉牛を飼育するほか、現役ばん馬15頭を所有しており、本年度、帯広市のばんえい競馬で所有馬が1着賞金を得た場合、3割を義援金に充てることに。調教師らへ支払う分を除くと手取りは半減するが「仲間」への思いが背中を押した。 昨年の実績だと寄付は約64万円になるが、今年はさらに勝って上積みしたい。「プロゴルファーの石川遼君みたいな額ではないが」と謙遜しつつ、東北出身が多い、ばんえいの騎手や調教師らの励みになれば、とも願う。 3年連続最多勝の鈴木恵介騎手(34)=渡島管内森町出身=も個人協賛競走の副賞を寄付すると申し出た。ばんえいに、支援の輪が広がる。(星野真)
赤ちゃんと仲間に愛称寄せてネ